macports.conf(5)
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- macports.conf -- MacPorts system の設定ファイル
[編集] 概略
- macports.conf は、MacPorts システムを起動するのに用いられる設定ファイルです。このファイルは port コマンドにより読み込まれ、どのように振る舞うかが決定されます。# で始まる行はコメントで、空行は無視されます。そのフォーマットは、space または tab で区切られた単純な key と value のペアです。
- このファイルは、次のようなエントリを含みます。
- <key> <value>
- どんなキーの設定値も '${<keyname>}' という形で参照できます。<keyname> の部分には問い合わせたいキーを書きます。
[編集] キー
- 以下のキーが port によって使われます。
- prefix
- ports をインストールするディレクトリを定めます。どのようなパスも利用できますが、幾つかの ports で問題が生じるので、空白や ascii 以外の文字を含んではなりません。このキーは、'${prefix}' としてよく参照されます。
- Default: /opt/local
- portdbpath
- MacPorts がダウンロードしたソース、インストールされた ports のレシート、主要なレジストリといった作業データを保存するディレクトリ。'${prefix}' におけるパス名の制約と同じ制約があります。
- Default: ${prefix}/var/macports
- portdbformat
- MacPorts のレジストリに用いられるストレージタイプ。"sqlite" が好ましいフォーマットですが、レガシーフォーマットとして "flat" も利用可能です。
- Default: sqlite
- applications_dir
- ports によりインストールされるアプリケーションの格納先ディレクトリ。
- Default: /Applications/MacPorts
- frameworks_dir
- ports によりインストールされるフレームワークの格納先ディレクトリ。
- Default: ${prefix}/Library/Frameworks
- sources_conf
- ソースファイルの場所。このファイルにより、(port コマンドの "sync" ターゲットを通じて) デフォルトの ports ツリーを MacPorts の rsync サーバに同期させることができます。また、他のローカルなツリーがあれば、それらに対して同期させることも可能です。
- Default: ${prefix}/etc/macports/sources.conf
- variants_conf
- グローバルに適用される、オプショナルな variants を定義したファイルの位置。このファイルに書かれた内容は、可能であれば、インストールされる ports の全てに対して適用されます。
- Default: ${prefix}/etc/macports/variants.conf
- portarchivetype
- port のイメージが格納されるアーカイブのフォーマット。これはソースをビルドした結果ローカルに生成されるアーカイブのタイプと、遠隔地にあるサーバに要求するタイプの両方に影響します。既にインストールされたアーカイブに対して影響を及ぼすものではなく、それらはサポートされるタイプのいずれかになります。
- サポートされるタイプは tgz, tar, tbz, tbz2, tlz, txz, xar, zip, cpgz, cpio です。
- Default: tbz2
- configureccache
- ccache (C/C++ compiler cache) を利用します。ccache がインストールされている必要があります。
- Default: no
- ccache_dir
- ccache がファイルを格納する場所。
- Default: ${portdbpath}/build/.ccache
- ccache_size
- ccache の使用する最大サイズ。
- ギガ、メガ、キロを表すには 'G'、'M'、'K' のサフィックスを使用してください。
- Default: 2G
- configuredistcc
- distcc (distributed compiler) を利用します。distcc がインストールされている必要があります。
- Default: no
- configurepipe
- C/C++/などをコンパイルする際に中間ファイルではなくパイプを使います。(gcc -pipe)
- Default: yes
- buildnicevalue
- port をビルドする際に使われる、低めに設定されるスケジューリングプライオリティ(0-20)。
- Default: 0
- buildmakejobs
- port をビルドする際に使われる、同時 make ジョブの数です。0 は "CPU のコア数、もしくは物理メモリの GB 数 +1 のうち、どちらか小さなほう" を意味する特別な値です。
- Default: 0
- portautoclean
- port のインストール後にビルドディレクトリを自動的にクリーニングするかどうかを設定します。
- Default: yes
- keeplogs
- port のログを保存します。
- Default: no
- build_arch
- 通常の利用向けビルドの際に使われるマシンアーキテクチャ
- 一般的なアーキテクチャの例: ppc, i386, ppc64, x86_64
- Default (10.6): x86_64 or i386 depending on hardware
- Default (10.5 and earlier): i386 or ppc depending on hardware
- universal_archs
- +universal バリアントが指定された際に使われるマシンアーキテクチャ。(複数アーキテクチャのエントリは空白で区切る必要があります。)
- 一般的なアーキテクチャの例: ppc, i386, ppc64, x86_64
- Default (10.6): x86_64 i386
- Default (10.5 and earlier): i386 ppc
- startupitem_type
- 生成される startupitem のデフォルトタイプを指定します。Portfile 側の startupitem.type キーで明示的に上書き可能です。"default" に設定された場合には、OS に適したものが選択されます。サポートされるタイプには none, SystemStarter, launchd, default, rcNG があります。
- Default: default
- destroot_umask
- port を destroot する際の umask 値を設定します。
- Default: 022
- rsync_server
- MacPorts のインフラを更新するため、port コマンドを介して selfupdate した際に接続されるデフォルトの rsync サーバ。selfupdate は ports ツリーの同期もおこないますが、その際にも ${sources_conf} から設定が読み出されて使われます。
- Default: rsync.macports.org
- rsync_dir
- rsync サーバから MacPorts のソースを引き出す際のディレクトリ。
- Default: release/base/ (which pulls sources for the currently shipping MacPorts release)
- rsync_options
- rsync サーバに接続したときに用いられる、デフォルトの rsync オプション。
- Default: -rtzv --delete-after
- binpath
- MacPorts で利用される、システムの実行ファイルがあるディレクトリの検索パスを指定します。この変数には rsync, tar, cvs その他のユーティリティのあるパスを含む必要があります。変更した結果どのようになるのかを理解していない場合には、変えないでください。
- Default: ${prefix}/bin:${prefix}/sbin:/bin:/sbin:/usr/bin:/usr/sbin
- extra_env
- 環境変数をサニタイズする際、MacPorts がユーザの環境に残しておくべき追加の環境変数リストを指定します。
[編集] ファイル
- ${prefix}/etc/macports/macports.conf
- 標準のシステムワイドの MacPorts 設定ファイル。
- ~/.macports/macports.conf
- ユーザ個別の設定オーバーライド。このファイルがもし見つかれば、${prefix}/etc/macports/macports.conf のデフォルトファイルに代えて用いられます。
[編集] 参考
[編集] 作者
- Juan Manuel Palacios <jmpp@macports.org>
- Matt Anton <matt@opendarwin.org>
| BSD | May 22, 2007 | BSD |