Beginning OS X Lion/運用編
Beginning OS X Lion > 運用編
目次 |
[編集] 総則
[編集] パッケージシステムの混用は避けるべき
MacPorts は基本的に自己完結を是としており、他のパッケージとの協調はほとんど考慮されていない。これは Fink などでも同じで、根本的には UNIX 環境自体の制約に由来するところが大きい。たとえば X11 の app-defaults に関する検索パスはユニークなリソースだが、Fink はそれを占有し、他に明け渡さない排他的な設計になっている。
結局のところ、複数のベンダーから提供されている UNIX バイナリパッケージを同時に幾つも導入していくと、必ずある段階で問題が生じることになる。利用するパッケージシステムを一度決めたなら、極力それ以外は使わないようにするのがよい。特に、/usr/local 以下にライブラリを勝手にインストールするようなものは避けること。
[編集] MacPorts
[編集] ビルドプロセスのスケジューリングプライオリティを下げるには
ビルドプロセスのスケジューリングプライオリティは macports.conf の buildnicevalue にて調整できる。
nice 値として最低の 20 を設定することで、極力他のプロセスの動作を妨げないかたちでビルドプロセスを動かせる。
[/opt/local/etc/macports/macports.conf]
...
# Lowered scheduling priority (0-20) to use for make when building ports
buildnicevalue 20
...
[編集] パッケージの継続的なアップデート方法
MacPorts 本体および ports のデータベースを最新の状態に更新するには、
$ sudo port -d selfupdate
とする。(-d はデバッグメッセージを出力するためのオプションで、省略可。)
インストール済みの ports のうち、更新のあったものは
$ port outdated
にて一覧表示できるので、必要に応じて
$ sudo port upgrade <port 名>
とすることで、指定した port を最新のものに置き換えることができる。なお、
$ sudo port upgrade outdated
とすれば、古い状態の ports を一括してアップデートすることもできる。
[編集] 良く使うコマンド
大体、以下のようなコマンドを覚えておけば日常的には困らない筈。
MacPorts 本体および ports のデータベースを最新の状態に更新する:
$ sudo port -d selfupdate
アップグレード対象となる ports の一覧を表示:
$ port outdated
古い ports を一括してアップグレード:
$ sudo port upgrade outdated
ソフトウェアのアップグレードをおこなった場合、旧バージョンは (いつでも戻せるように) inactive な状態として残される。
inactive な ports を全てアンインストール:
$ sudo port -uf uninstall
nkf のみをアップグレード:
$ sudo port upgrade nkf
nkf をアンインストール:
$ sudo port uninstall nkf
nkf のビルドに使用した作業ファイルを消去 作業ファイルに加え、配布ファイルやログも消去:
$ sudo port clean nkf $ sudo port clean --all nkf
ports の全一覧を表示:
$ port list
インストール済みの ports の一覧を表示:
$ port installed
"font" という文字列の含まれる ports の一覧を表示:
$ port search font
pTeX で指定可能な variants を表示:
$ port variants pTeX
pTeX に含まれるファイル一覧を表示:
$ port contents pTeX
指定したファイルは、一体どの ports に由来するのか:
$ port provides /opt/local/bin/nkf
[編集] MacPorts のアンインストール方法
1. ログインシェルをデフォルトに戻す
ログインシェルを OS 標準の /bin/bash から MacPorts で導入したシェルに変更しているなら、コマンドライン上から
$ chpass -s /bin/bash
としてログインシェルをデフォルトに戻す。何らかのトラブルで MacPorts で導入したシェルが起動できず、ターミナルが開けないといった場合には、
- 「システム環境設定」より「アカウント」を開く。
- ウインドウ左下に表示される鍵のアイコンをクリックし、編集可能にする。
- 画面左部のアカウント一覧から変更したいアカウントを選び、右クリックで表示されるメニューより「詳細オプション」を選択する。
- ログインシェルを /bin/bash に戻す。
2. デーモンを取り除く
MacPorts で導入したデーモン (dbus, canna, OpenSSH, apache2, etc.) があれば、以下のようなコマンドで全て停止させておく。
$ sudo port unload canna
3. ディレクトリを削除する
以下のようにしてインストール済みの ports を全て取り除いたあと、/opt/local ディレクトリを削除する。
$ sudo port -f uninstall installed
ここで /opt/local ディレクトリの削除前に uninstall しているのは、/opt/local ディレクトリの外部にファイルをインストールする ports が若干存在することへの配慮から。
4. 不要なアカウントを削除する
MacPorts 2.0.0 以降で使用されるアカウントを削除する。
$ sudo dscl . -delete /Users/macports $ sudo dscl . -delete /Groups/macports
ports によってはインストール時にアカウントを作成するものがある。このようなアカウントも削除しておきたい場合には、たとえば次のようにする。
(e.g.) $ sudo dscl . -delete /Users/messagebus $ sudo dscl . -delete /Groups/messagebus $ sudo dscl . -delete /Users/canna $ sudo dscl . -delete /Groups/canna $ sudo dscl . -delete /Users/games $ sudo dscl . -delete /Groups/games $ sudo dscl . -delete /Users/polkituser $ sudo dscl . -delete /Groups/polkituser $ sudo dscl . -delete /Users/ldap $ sudo dscl . -delete /Groups/ldap
[編集] MacPorts 1.9.2 で生成されたユーザをログインメニューに表示させないためには
MacPorts 1.9.2 までのバージョンでは、MacPorts の生成するユーザのシェルは /dev/null に設定されるようになっていた。
Mac OS X Lion では、シェルが /dev/null のユーザはログインメニューに表示されてしまうが、/usr/bin/false の場合はログインメニューに表示されなくなるので、必要に応じて
$ sudo chpass -s /usr/bin/false canna
または
$ sudo dscl . -change /Users/canna UserShell /dev/null /usr/bin/false
などとしてシェルを再設定するとよい。
[編集] Dock
[編集] Dock の立体的な反射効果をなくすには
$ defaults write com.apple.dock no-glass -boolean YES $ killall Dock
http://www.osnews.com/story.php/18817/Mac-OS-X-Leopard-Gets-Last-Minute-Tweaks/
[編集] ことえり
[編集] ことえりのキーボードショートカットが Emacs と衝突する
ことえりの環境設定で「Windows 風のキー操作」にチェックを入れると、Emacs における貼り付けのキーバインド C-y と衝突してしまい、正常に貼り付けができなくなってしまう。
[編集] バックアップ
Mac OS X Lion では、バックアップのために hfsrsync や psync を騙し騙し使う必要は最早ほとんどない。これらのソフトウェアには問題があるので、以後の新規利用は推奨しない。
[編集] Time Machine
日常的なバックアップは、OS 標準の機能である Time Machine だけで事が足りる。
- 大容量の外付け HDD を別途調達する必要がある。
[編集] ディスクの丸ごとコピー
あるディスクの内容を別のディスクに丸ごと移設したい場合には、「ディスクユーティリティ」を使っておこなうのが簡単。
- まず、キーボードの Command+R を押しながら Mac を立ち上げる。
- Recovery HD 領域より Mac OS X ユーティリティが起動したら、リストより「ディスクユーティリティ」を選択して立ち上げる。
- 適当なディスクを選択ののち、画面右にある「復元」のタブをクリックする。
- 「ソース:」としてコピー元となるディスクを指定する。
- 「復元先:」としてコピー先となるディスクを指定する。
- コピー元・コピー先のディスクを取り違えていないか十分に確認ののち、「復元」のボタンを押す。
コピー先のディスクから OS を起動するようにしたい場合には、 まず Option を押しながら Mac を立ち上げ、起動するディスクを選択する。 OS の起動後、システム環境設定より「起動ディスク」を立ち上げて適宜設定すればよい。
[編集] ssh
[編集] X11 のフォワーディングをおこなうには
X11 のフォワーディングを常時利用したい場合には、/etc/ ディレクトリ (port:openssh を導入している場合には /opt/local/etc/ssh/ ディレクトリ) 内にある ssh 関連の設定ファイルを以下のように設定する。
[/etc/sshd_config]
...
#X11Forwarding no
X11Forwarding yes
#X11DisplayOffset 10
#X11UseLocalhost yes
...
[/etc/ssh_config]
...
# ForwardX11 no
ForwardX11 yes
ForwardX11Trusted yes
# RhostsRSAAuthentication no
...
X11 forwarding should be enabled with caution. Users with the ability to bypass file permissions on the remote host (for the user's X11 authorization database) can access the local X11 display through the forwarded connection. An attacker may then be able to perform activities such as keystroke monitoring if the ForwardX11Trusted option is also enabled. — ssh_config(5)
OS X 10.4 以降の場合、sshd は launchd 経由で起動されるため、再起動の必要はない。
[編集] Broken Pipe エラーによりコネクションが切断される場合
クライアント/サーバ間の中継ルータ上にて SPI (Stateful Packet Inspection) 機能により TCP タイムアウトが有効になっているような場合、ssh の無通信状態が一定時間続くと「Write failed: Broken Pipe」としてコネクションが切断されてしまうことがある。
こうした問題は ssh_config 中の ServerAliveInterval パラメータ (または sshd_config 中の ClientAliveInterval) により、一定時間毎にポーリングを発生させることで回避できる。
[/etc/ssh_config]
...
ServerAliveInterval 60
[編集] Xcode
[編集] Xcode のアンインストール方法
$ sudo /Developer/Library/uninstall-devtools --mode=all $ sudo rm -rf /Developer
[編集] XQuartz
[編集] XQuartz のアンインストール方法
http://xquartz.macosforge.org/trac/wiki/X11-UsersFAQ#UninstallSnowLeopard を参考に。
$ sudo launchctl unload -w /Library/LaunchAgents/org.macosforge.xquartz.startx.plist $ sudo rm -rf /opt/X11* /Library/Launch*/org.macosforge.xquartz.* /Applications/Utilities/XQuartz.app /etc/*paths.d/*XQuartz $ sudo pkgutil --forget org.macosforge.xquartz.pkg $ rm ~/Library/Preferences/org.macosforge.xquartz.X11.plist $ test -f ~/.xinitrc && rm ~/.xinitrc
- 再ログインする。
[編集] マウスポインタの下にきたウインドウを自動的にアクティブにするには
マウスポインタの下にきたウインドウを自動的にアクティブにしたい場合には、以下のコマンドを入力するとよい。 (設定した内容は ~/Library/Preferences/org.macosforge.xquartz.X11.plist に格納される。)
$ defaults write org.macosforge.xquartz.X11 wm_ffm -bool true
[編集] X11 の起動時に自動実行されるアプリケーションを変更するには
Finder 上から XQuartz.app を直接開いた際には /opt/X11/bin/xterm が毎回起動されるようになっている。これを urxvt に変更するには以下のようにする。
$ defaults write org.macosforge.xquartz.X11 app_to_run "/opt/local/bin/urxvt"
もちろん、こうした機能が必要なければ空文字列を渡しておいてもよい。
$ defaults write org.macosforge.xquartz.X11 app_to_run ""
[編集] Option キーで Alt を送出するには
標準状態の XQuartz では Option キー押下時に Mode_switch が送出されるが、X11 アプリケーションの中には Alt キーの入力を要求するものがある。(たとえば LVM や Xen の仮想環境を管理する virt-manager など)
こうしたアプリケーションを利用する場合には、X11 の環境設定より「入力」 → 「Option キーで Alt_L と Alt_R を送信」をチェックしておくとよい。
[編集] シェル
[編集] ログインシェルを変更するには
ログインシェルを標準 (/bin/bash) から任意のものに変更するには、まず /etc/shells を編集し、変更したいシェルのエントリを末尾に追加する。
MacPorts の bash を使いたい場合には、/opt/local/bin/bash を追加。
[/etc/shells] ... /opt/local/bin/bash
次に、chpass コマンドを使ってユーザのログインシェルを変更する。
$ chpass -s /opt/local/bin/bash
再ログインすれば、指定したシェルがログインシェルとして起動されているはず。
$ echo $SHELL /opt/local/bin/bash
[編集] ログインシェルが起動できなくなった場合には
何らかのトラブルで別途インストールしたシェルが起動できなくなるなどした場合には、以下の方法で回復を図ること。
- 「システム環境設定」より「ユーザとグループ」を開く。
- ウインドウ左下に表示される鍵のアイコンをクリックし、編集可能にする。
- 画面左部のアカウント一覧から変更したいアカウントを選び、右クリックで表示されるメニューより「詳細オプション」を選択する。
- ログインシェルを /bin/bash に戻す。
[編集] sudo
[編集] sudo の設定を変更するには
sudo の設定変更は visudo を経由しておこなうこと。
個人的には以下のような調整をおこなっている。
$ sudo visudo
... Defaults env_keep += "EDITOR VISUAL" Defaults env_keep += "HOME MAIL" Defaults env_keep += "PAGER LV" ... # User privilege specification root ALL=(ALL) ALL %admin ALL=(ALL) NOPASSWD: ALL ...
- 環境変数 PAGER, LV を保存する。
- パスワードの問い合わせを省略する。セキュリティが低下するので推奨しない。
[編集] kinput2 +canna
[編集] canna のユーザ辞書に単語を逐次登録するには
Home を押せばなんとかなる。
[編集] canna のユーザ辞書に単語を一括登録するには
まず、mkdic コマンドでユーザ辞書を作成。
$ mkdic user
(辞書の実ファイルは /opt/local/var/db/canna/dic/user/<ユーザ名> に配置される。)
canna サーバに接続中の canna クライアントがあれば、ここで一旦再起動/再接続。 (再接続しなければ、新しく作成した辞書にアクセスできない。)
辞書に単語を登録するには addwords コマンドを使う。 渡すテキストデータは複数行にわたってよいが、EUC-JP でエンコードされていなければならない。
(e.g.) $ echo "うたき #T35 御嶽" | nkf -e | addwords user
(品詞表は canna の pdf ドキュメント中に記載されている。)
辞書に登録された単語の一覧は catdic コマンドで表示できる。
$ catdic user | nkf -w うたき #T35 御嶽
[編集] canna のローマ字変換ルールを変更するには
たとえば標準 (la→ら) から ATOK 準拠 (la→ぁ) に変更する場合。
$ cp /opt/local/share/canna/default.canna ~/.canna $ chmod u+w ~/.canna
[~/.canna] ... ; (setq romkana-table "default.cbp") (setq romkana-table "just.cbp") ...
[編集] fontconfig
[編集] Xft 対応アプリケーションのデフォルトフォントをヒラギノに変更するには
デフォルトのままでも日本語表示は可能だが、フォントの選択が良くないためか文字のベースラインが揃わずに踊ってしまう。これが好ましくない場合には、以下のようにして明示的にヒラギノを利用するように設定するとよい。
[/opt/local/etc/fonts/conf.d/63-hiragino.conf]
<?xml version="1.0"?>
<!DOCTYPE fontconfig SYSTEM "fonts.dtd">
<fontconfig>
<!-- Map specifics to generics -->
<alias>
<family>Hiragino Mincho Pro</family>
<default><family>serif</family></default>
</alias>
<alias>
<family>Hiragino Kaku Gothic Pro</family>
<default><family>sans-serif</family></default>
</alias>
<!-- Map generics to specifics -->
<alias>
<family>serif</family>
<prefer>
<family>Hiragino Mincho Pro</family>
</prefer>
</alias>
<alias>
<family>sans-serif</family>
<prefer>
<family>Hiragino Kaku Gothic Pro</family>
</prefer>
</alias>
<!-- Disable hinting and embedded bitmap -->
<match target="font">
<test name="family" compare="eq">
<string>ヒラギノ明朝 Pro</string>
<string>ヒラギノ明朝 ProN</string>
<string>ヒラギノ丸ゴ Pro</string>
<string>ヒラギノ丸ゴ ProN</string>
<string>ヒラギノ角ゴ Pro</string>
<string>ヒラギノ角ゴ ProN</string>
<string>ヒラギノ角ゴ Std</string>
<string>ヒラギノ角ゴ StdN</string>
<string>Hiragino Mincho Pro</string>
<string>Hiragino Mincho ProN</string>
<string>Hiragino Maru Gothic Pro</string>
<string>Hiragino Maru Gothic ProN</string>
<string>Hiragino Kaku Gothic Pro</string>
<string>Hiragino Kaku Gothic ProN</string>
<string>Hiragino Kaku Gothic Std</string>
<string>Hiragino Kaku Gothic StdN</string>
</test>
<edit name="hinting" mode="assign">
<bool>false</bool>
</edit>
<edit name="embeddedbitmap" mode="assign">
<bool>false</bool>
</edit>
</match>
</fontconfig>
ヒラギノは 10 ポイント前後のサイズのとき内蔵のビットマップフォントが用いられるが、上記設定例では常にアウトラインからのグリフ生成をおこなうよう指定している。
[編集] フォントのサーチパスを追加するには
MacPorts の fontconfig におけるデフォルトのフォントサーチパスは /usr/share/fonts, /Library/Fonts, /Network/Library/Fonts, /System/Library/Fonts, /usr/X11R6/lib/X11/fonts, /opt/local/share/fonts, ~/.fonts である。これら以外のディレクトリをフォントのサーチパスに含めたい場合には、フォント設定ファイル local.conf を作成し、パスを追加すること。
たとえば /usr/local/share/fonts および ~/Library/Fonts にフォントを置いているような場合には、以下のようにする。
[/opt/local/etc/fonts/local.conf]
<?xml version="1.0"?>
<!DOCTYPE fontconfig SYSTEM "fonts.dtd">
<fontconfig>
<dir>/usr/local/share/fonts</dir>
<dir>~/Library/Fonts</dir>
</fontconfig>
新しくフォントをインストールした後には、fc-cache を用いてフォントキャッシュを再生成しておくとよい。
$ sudo /opt/local/bin/fc-cache -fv
[編集] FreeType の bytecode interpreter を無効化するには
パテントが失効したことにより、バージョン 2.4.0 以降の FreeType ライブラリでは bytecode interpreter がデフォルトで有効になっている。 しかし hinting が効き過ぎるのか、文字が以前よりも相当細めにレンダリングされてしまうようだ。
FreeType の bytecode interpreter を無効化し、代わりに従来の autohint によるレンダリングに戻したい場合には、以下のようにする。
$ sudo ln -s ../conf.avail/10-autohint.conf /opt/local/etc/fonts/conf.d/
[編集] Ghostscript
[編集] 欧文基本14書体を PDF に埋め込むには
Ghostscript は、標準では PostScript Level 1 欧文基本14書体を PDF に埋め込まない。これが好ましくない場合には以下のようにする。
[/opt/local/share/ghostscript/9.04/Resource/Init/gs_pdfwr.ps] ... /.standardfonts [ % /Courier /Courier-Bold /Courier-Oblique /Courier-BoldOblique % /Helvetica /Helvetica-Bold /Helvetica-Oblique /Helvetica-BoldOblique % /Times-Roman /Times-Bold /Times-Italic /Times-BoldItalic % /Symbol /ZapfDingbats ] readonly def ...
参考:
[編集] ghostscript-fonts-hiragino
[編集] インストール時にヒラギノが見つからないとのエラーが出る場合
ghostscript-fonts-hiragino の ports のインストール時に、
---> Building pTeX with target all Please place "????????????角???? Pro W3.otf" in /System/Library/Fonts and restart the build.
というようなエラーが表示される場合には、シェルと環境変数 LANG の設定を確認すること。
Sep 25, 2006 現在、シェルに bash 以外のもの (zsh, tcsh を含む) を使用し、なおかつ、環境変数 LANG を ja_JP.eucJP と設定している場合に上記エラーの発生することが確認されている。
この問題を回避するには、以下のように LANG を一時的に変更するなどすればよい。
zsh, ksh, sh の場合: $ export LANG=C $ sudo port install ghostscript-fonts-hiragino tcsh, csh の場合: $ setenv LANG C $ sudo port install ghostscript-fonts-hiragino
ここで、LANG の内容を C の代わりに ja_JP.UTF-8 とするのでも OK。
ちなみに、この問題は bash では発生しない。bash 以外のシェルには日本語処理に関する問題があるのかもしれない。
[編集] pTeX
[編集] 組版がうまくいかない場合には
- TeX ソースのエンコードが pTeX 本体の扱えるエンコードと一致しているかどうかを確認。(よくある)
- emacs 上では C-x RET f euc-jp RET とすることで、文書のエンコードを EUC に変換できる。C-x RET f utf-8 RET で UTF-8 に変換できる。また、platex のオプションに -kanji=euc や -kanji=utf8 を指定することで、pTeX が処理できるソースのエンコードを一時的に変更できる。
- 設定をいじった後、sudo mktexlsr し忘れていたとか。(これもよくある)
- TeX ソースの記述間違い。http://homepage.mac.com/xyoshiki/tex.html などが大変参考になる。
[編集] dvips(k) で生成した PostScript の和文フォントが preview.app で文字化けする問題
dvips(k) で生成した PostScript ファイルを preview.app で見ようとすると、エラーが出て開けなかったり、和文部分が文字化けして表示されてしまうことがある。これは preview.app が一般的な和文 PostScript フォント (Ryumin-Light-H など) を正常に扱えないため。
ghostscript では ghostscript-fonts-hiragino をインストールすることで処理が可能となる。
つまるところ、dvips(k) で生成した PostScript ファイルは ps2pdf に渡すなど中間ファイルとしての利用にとどめ、不特定な相手との文書交換用途には dvipdfmx にて出力した (フォント埋め込み済みの) PDF ファイルを使用するのが望ましい。
[編集] DVIPDFMx で JIS B series の出力をおこなうには
DVIPDFMx が libpaper をリンクしているかどうかで、JIS B series の用紙サイズ指定オプションの挙動が異なることがある。たとえば、libpaper をリンクしていない場合 -p b5 は JIS B5 (182 × 257 mm) を意味するが、リンクしたバイナリでは ISO B5 (176 × 250 mm) として処理される。
MacPorts の pTeX では @20100330 以降、libpaper を明示的に用いるようにしてあるので、JIS B series の出力をおこないたい場合には -p b5 ではなく -p jisb5 などを用いること。
ちなみに、このように b5 → ISO B5、jisb5 → JIS B5 と取るアプリケーションとしては、他に Ghostscript や dvips(k) がある。
[編集] MacPorts の pTeX がデフォルト動作としてヒラギノを埋め込む理由 (TeX マニア向け解説)
MacPorts の pTeX では、dvipdfmx で作成した PDF ファイルにはデフォルトでフォントのサブセットを埋め込むようにしている。これはサイズよりも表示の確実性 (どんな環境でも問題なく表示可能とする & wysiwyg を徹底する) を最優先に考えている為である。(他のパッケージシステムを使ってインストールできる pTeX の中には埋め込まないのがデフォルトのものもあるようだ。)
このポリシーに至った理由には複数あるのだが、技術的な判りよい理由を挙げるならば、たとえばヒラギノと小塚 (Acrobat のフォント) では字形の異なる文字が存在するという問題がある。フォントを PDF に埋め込んでおかない限り、和文テキストはモリサワの龍明/中ゴシックのフォント名を経て最終的に小塚へとマッピングされ、Acrobat 上で表示をおこなった時には想定外の字形に化けてしまうことになる。(こうした差異は絵文字の類でも顕著に見受けられる。) つまり、オーサリングをヒラギノベースでおこなう以上は小塚へのマッピングを安易におこなうのではなく、フォントを PDF に埋め込んでおくのが正道であるといえる。
また、未検証ではあるがおそらく Adobe Japan 1-5 で新規追加された 4,873 文字に関しては、フォントを PDF 中に埋め込んでおかない限り、古いバージョン (7.0 以前) の Acrobat 上では正常に表示できないのではないかとも思われる。
MacPorts の pTeX がデフォルト動作としてヒラギノを埋め込んでいるのは、こうした理由からである。
[編集] ImageMagick
[編集] 画像ファイルを EPS Level 2 に変換するには
TeX 文書に貼り付ける EPS ファイルは、EPS Level 2 にしておくのがよい。デフォルトの Level 1 と比較してファイルサイズが小さくなり、またレンダリングも早くなる。
(e.g.) $ convert foo.jpg eps2:foo.eps
[編集] poppler
[編集] PDF ファイルの情報を表示するには
PDF ファイルの情報は、pdfinfo コマンドで確認することができる。
$ pdfinfo foo.pdf
Creator: TeX output 2011.08.19:1152
Producer: dvipdfmx (20110311)
CreationDate: Fri Aug 19 11:52:23 2011
Tagged: no
Pages: 1
Encrypted: no
Page size: 595.28 x 841.89 pts (A4)
File size: 65459 bytes
Optimized: no
PDF version: 1.5
[編集] PDF ファイル中で使用されているフォントを確認するには
PDF ファイル中で使用されているフォントの一覧は、pdffonts コマンドで確認することができる。
$ pdffonts foo.pdf
name type emb sub uni object ID
------------------------------------ ----------------- --- --- --- ---------
YKBJXN+HiraMinPro-W6-Identity-H CID Type 0C yes yes no 5 0
TALWIW+Utopia-Regular Type 1C yes yes no 6 0
VWAQTA+HiraMinPro-W3-Identity-H CID Type 0C yes yes no 8 0
XQNROK+Utopia-Bold Type 1C yes yes no 9 0
[編集] ffmpeg
[編集] iPod 用の動画ファイルを作成するには
パラメータのサンプルを以下に挙げる。
iPod用 640x480 1 pass
-i <input> -vcodec libx264 -threads 0 -vpre ipod640 -s 640x480 -aspect 4:3 -b 1500k -acodec libfaac -ab 160k -async 100 <output(m4v)>
- ビデオコーデックに H.264 (libx264) を使用
- スレッド数を CPU コア数とする
- libx264 プリセットパラメータ使用 (ipod640)
- 画像サイズ 640x480
- 画面アスペクト比 4:3 (= ピクセルアスペクト比 1:1)
- ビデオビットレート 1500 kbps
- オーディオコーデックに AAC (libfaac) を使用
- オーディオビットレート 160 kbps
- オーディオ同期を有効にする (調整するサンプル数の上限を 100 samples/sec に)
その他制約
- fps 値は 30 (-r 30) まで
- オーディオサンプリングレートは 48kHz (-ar 48000) まで
- オーディオチャネル数は 2 (-ac 2) すなわちステレオまで
iPod用 640x480 2 pass
-i <input> -vcodec libx264 -threads 0 -vpre ipod640 -s 640x480 -aspect 4:3 -b 1500k -pass 1 -an -f rawvideo -y /dev/null
-i <input> -vcodec libx264 -threads 0 -vpre ipod640 -s 640x480 -aspect 4:3 -b 1500k -pass 2 -acodec libfaac -ab 160k -async 100 <output(m4v)>
iPod用 320x240 1 pass
-i <input> -vcodec libx264 -threads 0 -vpre ipod320 -s 320x240 -aspect 4:3 -b 375k -acodec libfaac -ab 160k -async 100 <output(m4v)>
iPod用 512x288 1 pass
-i <input> -vcodec libx264 -threads 0 -vpre ipod640 -s 512x288 -aspect 16:9 -b 720k -acodec libfaac -ab 160k -async 100 <output(m4v)>
iPod用 256x144 1 pass
-i <input> -vcodec libx264 -threads 0 -vpre ipod320 -s 256x144 -aspect 16:9 -b 180k -acodec libfaac -ab 160k -async 100 <output(m4v)>
[編集] Spotlight
[編集] Spotlight のキーボードショートカットが Emacs と衝突する
Emacs における領域選択開始のキーバインド Ctrl+Space が Spotlight のキーボードショートカットと重複しているので、「システム環境設定」より「Spotlight」 を開き、「Spotlight メニューのキーボードショートカット」をクリアしておくこと。
[編集] Spotlight の検索対象から opt ディレクトリを除外するには
「システム環境設定」から「Spotlight」を開き、「プライバシー」の「Spotlight の検索から除外する場所」に「opt」ディレクトリを登録する。
[編集] 和文プレインテキストを Spotlight の検索対象に含めるには
Snow Leopard までの状況と異なり、Mac OS X Lion では従来の UTF-16 や Shift_JIS だけでなく、UTF-8 エンコードで書かれた和文プレインテキストファイルも標準で Spotlight の検索対象に含まれるようになっている。 JapaneseText.mdimporter などのサードパーティ製インポータを導入する必要性は現在希薄である。
残念ながら EUC-JP にまでは対応していないが、そもそも EUC-JP は古いエンコードであり、JIS X 0213 の符号化に対応していない等の制約があるため、この機会に UTF-8 への移行をおこなうのが無難であろう。
テキストファイルの文字エンコードを変換するには、nkf などのプログラムを利用するとよい。
[編集] 和文 TeX ソースを Spotlight の検索対象に含めるには
Snow Leopard までの状況と異なり、Mac OS X Lion では TeXShop 2 (に付属する TeX.mdimporter) を導入せずとも拡張子 .tex のファイルは自動的に Spotlight の検索対象となる。
EUC-JP には対応していないので、UTF-8 エンコードへの移行を考慮されたい。